上今泉在住日高叡二(えいじ)さん 地域繋ぐ鉄道模型 休日は子どもたちで大賑わい
市内上今泉4丁目に暮らす日高叡二さん(64)が自作した鉄道模型のレイアウトが話題を集めている。休日になると近隣の子どもたちから大人まで日高さん宅に集まり、鉄道談義に花を咲かせている。
子どもの頃から「いつかは…」と考えていたが、仕事の忙しさなどから、いつしかその思いは影を潜めていた。しかし知人が鉄道模型を趣味にしていることを知り、「自分にもできるのでは」と10年ほど前から長年の夢の実現へ向け鉄道模型の収集を開始した。
鉄道模型レイアウトは模型の列車を走行させるレールを敷き、建物や樹木などの風景を配して自らの世界観を表現する。日高さんのコレクションは主に縮尺87分の1、線路幅16・5㎜のHOゲージというタイプで、一般的なNゲージと比べ車両が大きく細部まで精密に作られている。しかしスペースの問題から走行を楽しむたびに出し入れが必要だったため、破損の危険があったという。
そこで3年ほど前、庭に8畳ほどの部屋を増築。暑さで接着剤がはがれてしまうことを考慮し、エアコンを設置した専用の部屋内に仕事から帰宅した後や、休日の限られた時間の中で半年ほどの月日をかけて少しずつレイアウトの制作を進めた。
昭和40年代がテーマ
レイアウトのテーマは昭和40年代。ホームセンターなどでベニヤ板を購入し、細かいパーツは模型店などで購入。中でも「大のお気に入り」の消防署や車両工場などはオーダーメイドというこだわりぶり。「子どもの頃の思いが強く残っていたのでは」と日高さん。また「子どもたちや近所の人たちが喜んでくれるのがうれしい。もっと模型の人を置いて、街並みを充実させたい」と話していた。
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