ぎふ清流国体ゴルフ成人男子の部で優勝した 堀川(ほりかわ)未来夢(みくむ)さん 中河内出身 19歳
崩れない向上心
○…最終ホールのティーショットを右へ曲げた。通常であれば攻めずにボギーで終わる場面。安定したゴルフを続けてきたが、最終局面で勝負のアプローチに挑んだ。これが2日間通してのベストショットに。「直感的に閃きました。あれが決め手ですね」。12mパットを見事に沈め、念願の優勝。はじめて国体に挑戦したのは高校1年生のとき。頂点に立つ姿は「考えられなかった」という憧れの舞台で、表彰台のてっぺんに辿り着いた。
○…自宅のリビングには表彰状やトロフィーがずらり。窓の外を見れば父が作った練習場が庭にある。2つ上の兄と父の影響で3歳のときからゴルフクラブを握る。「人間性を高めるスポーツ」として父の熱血指導を受けた。学校から帰るとルールブックを読み、練習場の打ちっぱなしに出かけるような、ゴルフ漬けの日々を幼少時から送った。「小学生のときは周りが遊んでいる姿を見て、すごくうらやましかったですね。ゴルフはひとりのスポーツだったので、何度かやめたいと思いました」と本音を漏らす。「でも、あの時があったから今があるんですよね」と言えるところが青年の魅力。自分が審判であるスポーツだからこそ、正直で常に前を向く姿勢がいつもそこにある。
○…中学時代にはテニス部に所属。初めての団体競技は「想像以上に面白かった」と振り返る。仲間にも恵まれ、のめりこむのに時間はかからなかった。土日の練習は通常8時45分からだが、6時には練習を開始していたほど。
○…高校に進学し、選んだのはゴルフ部。県内でも名の知れている仲間が集まり、全国へ名を轟かせる黄金時代を築き上げた。現在は日本大学のゴルフ部に所属し、全国を飛び回り大会に出場している。「プロを目指すよりも、目の前の試合に勝つことですね」。堅実なプレースタイルの青年は、今も一打一打、着実に成長を続けている。
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