今春、復活した有馬中学校の陸上部が川崎市内で行われた県中学校総合体育大会の女子400mリレー競技で1年生リレーの歴代最高記録となる51秒83を叩き出した。
学校関係者によると同校では陸上競技部が十数年以上前から「休部状態」になったという。しかし今春、陸上競技に興味を持っていた2、3年生4人の声を受け、学校が部の「復活」を承認。1年生15人も加わり現在は19人で活動する。
市内では唯一の陸上競技部のため市内大会はなく、初の大会出場となったのは6月の県央大会で稲村花佳さん、都丸碧さん、青木千尋さん、小桧山絢菜さんで構成するリレーチームは5位に入賞。初出場となった夏の県大会を53秒28のタイムで制した。
今月行われた秋の県大会では4人がそれぞれ好走。51秒83を記録し、1年女子では4年ぶりに歴代最高記録を更新した。4人は「今後は全国の舞台で勝負ができるようになっていきたい」と意気込みを話している。
中学時代に200m走で県を制し、高校時代には当時の県歴代最高記録を叩き出した盛智史教諭が指導にあたる陸上部だが、「新興部」であるがゆえの苦労もある。校庭は他の部活が使用しているため、自転車置き場や学校周辺の坂道などで工夫を凝らしながらトレーニングに励んでいる。
1年目からの好成績に盛教諭は「中学生と思えないほど、高い意識を持って部活動に取り組んでくれている。素直で真面目な生徒たちが楽しくできていることが一番の勝因」と話している。
|
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>