海老名市赤十字奉仕団の委員長 萩原(はぎわら)梅子(うめこ)さん 柏ヶ谷在住 69歳
ほっこりする癒し役
○…献血活動で誰もが知る「日本赤十字社」。市内で活動する「海老名市赤十字奉仕団」は募金活動、サマースクールなど、地域のためにさまざまな形で貢献している。特に力を入れる子育て支援活動は、三角巾の巻き方や心肺蘇生法など、万が一に備えての救急法を伝えるとともに、保護者の悩みを受ける相談の場になっている。「人道・博愛の心を持って、目の前にいる人たちの役に立つことができれば良いですね」と目を輝かせる。
○…11年前に市から要請を受け、民生委員を務めていた10人により起ち上がった同団。「赤十字って何?」と右も左もわからなかったが、活動を続けているうちにひとつの答えが浮かんできた。「世界が身近なものに見えてきました。どこかで困っている人がいれば助けたい。それが自分の使命だと思います」
○…世界で何か起きればすぐさま動き出す。活動の中でも印象が大きかったのが昨年の東日本大震災。駆けつけたい気持ちは強かったけれど、専門性が求められることを踏まえ断念。「とにかく出来ることをやろう」と街頭募金を始めた。募金を入れようとしている人から「赤十字さんなら、安心して託せます」と任せられたことが「より一層『赤十字』の責任の重さを感じる機会になりましたね」と感慨深く話す。
○…ゆっくりとした話し方が特徴的で性格は「おっとり」。焦ったり怒ったりしている姿は想像もできない雰囲気だが「実は昔から自分のことで精一杯だったの。『少しは周りを見なさい』と小学校の先生から言われたことを今思い出したわ。でも人の事にこだわると、自分が失敗しちゃうんだけど」とおっちょこちょいな面も。自身の子育て中にはPTA活動などに積極的に参加。その後も民生委員の活動を15年ほど続け、地域へ貢献。「人に出会うのが好き。家事を放ってでも外に出ちゃってましたね」とその場を和ませた。
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