「海老名セーフティー・ベリー協議会」の会長を務める 山本(やまもと)准(じゅん)さん 国分南在住 33歳
みなぎる行動力、溢れる愛
○…高齢化が進む地域防犯パトロール隊と子育て世代の世代間ギャップを解消し、それぞれのライフスタイルの中で防犯活動を進めていく新たな環境づくりを支援する「海老名セーフティー・ベリー協議会」の会長。「石の上にも3年ではないが、長く続けるには習慣化が必要。安全安心は皆の望み。子どもたちの故郷づくりのためにも世代を超えた地域力が必要です」。
○…将来の夢はパン屋さんになることだった。「フランスパンが好きだったんです」と照れ笑い。夢は成長とともに変化。1990年代世の中は「小室ブーム」全盛期。プロデューサーという言葉が脚光を浴びる中、自身も音楽業界での活躍を夢見た。専門学校を卒業後、音響や照明の仕事、アニメ制作会社を経て大手テレビ局グループのチーフプロデューサーへ。そんな折、ゲリラ豪雨で多くの子どもたちが被害に遭ったことを知る。DVD制作など子どもに夢を届ける仕事に携わる中、商品の多くが石油製品であることに気付いた。温暖化の助長を反省し、環境にやさしい製品づくりを手掛けるなど、このころから社会的弱者への関心を強めていった。
○…そうした経緯を経て障がい者など弱者の自立や社会進出などを支援する「ECエンターテインメント」を2009年に海老名市内で設立。共同代表に就いた。「健常者でなくてもできる仕事はたくさんある。環境に関心のある企業は増えたが障がい者雇用などは関心が低い企業が多いのが現実です」とうつむく。
○…現在構想中の夢プランがいくつも頭の中にある。その一つは障がい者が社会的・経済的自立ができる環境整備として、地域作業所の設立や企業の雇用創出を海老名で始めることだ。「海老名に新しく住みはじめた人、古くから住んでいる人、皆一緒に力を合わせることができればいいですね」。後悔しないために行動する「真っすぐさ」でこれからも多くの人を魅了し続ける。
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