神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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平成24年度神奈川県優良工場表彰を受けた「株式会社共栄ファスナー」の代表取締役 川添(かわそえ)民男(たみお)さん 国分北在住 64歳

公開:2013年2月1日

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「普通の人なんです」

 ○…「生産者が人生をかけて作ってくれているお米を、当たり前のように毎日食べさせてもらっている。当たり前に生活ができていることに”感謝”の気持ちを忘れてはいけない」との意味を込めて、事務所の壁には稲穂が飾られている。経営成績、作業環境、生産技術が特に優れ、市内の子ども向けに工場見学を行うなど、地域に根付いた活動が評価を受け「神奈川県優良工場表彰」に選ばれた。

 ○…靴を磨く。ポケットに手を入れない。背もたれに寄りかからない。腕を組まない。正面を向いて話す。これらは20代の苦い経験から生まれている。道がわからなくなって、腕を組みながら人に道を尋ねると「ふざけんじゃねぇ。それが人に道を聞く態度か」と怒鳴られたことがきっかけで意識が変わった。「たまに細かい人と言われるけど、人というのは細かいことの積み重ねでできているんです。でも細かいかなぁ?普通のことじゃない?」と首を傾げる。「これ見てよ」と机の引き出しから年賀状を取り出す。「名前や住所の書き方で人柄が分かるでしょ。こういうところが大切なんだよね。挨拶でも多いけれど、慣例ばかり使っていちゃ駄目。相手には敬意を持って、何事も取り組まなきゃいけないでしょ」

 ○…自身を動物に例えるとライオン。百獣の王で強くかっこいい社長像ではなく、他の動物がいるから生きているという意味。「周りの人に支えられている存在ですね。社長というのはそうじゃないですか?」と身を乗り出す。従業員への感謝の気持ちで溢れている。

 ○…男の存在は「いかに自己犠牲ができるかで決まる」。これが持論。生まれ年の周期で人生設計を組み立てる。24歳で結婚し、36歳でマイホームを購入。48歳で独立し、60歳で会社を建て替えた。次の72歳の目標は次世代への「伝承」を考え中。「コトバで伝えるなら、お金は取られないからさ」と笑いながら自分流を発信していく。
 

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