海老名市は65歳以上の高齢者が行う介護ボランティアに対し、ポイントを付与する「えびな元気お裾分けクラブ」の運用を6月3日(月)から開始する。
白石や登別などの特産品と交換
市内には65歳以上のいわゆる高齢者が2万6309人(3月1日時点)暮らしている。「お裾分けクラブ」はこの世代の健康増進や介護予防、社会参加や地域貢献による生きがいづくりを目的とした取り組みだ。
同様のポイント制度は2007年に東京都の稲城市が導入して以来、全国的に広がりを見せている。県内でも導入事例は見られるが、施設に加え、一定の条件を満たし介護を必要とする高齢者が暮らす一般世帯を活動の場とするのは、県内では初のケースだという。
自分のできる範囲内で
クラブに参加できるのは65歳以上の市民で、オリエンテーションを受講した後、会員として登録。ケアマネージャーらを通して社会福祉協議会内に設置される事務局に寄せられた「依頼」に対し会員が派遣される。
洗濯物の整理や食事の配膳、散歩の付き添いといった軽度の介護ボランティアを「自分のできる範囲内」で行うことで、ポイントが付与される仕組みだ。
原則的に1日で2ポイント、年間で100ポイントを上限に1回の活動につき1ポイントを得ることができ、貯まったポイントは1ポイント100円相当として換算。いちごや米、温麺、ラーメンなど、海老名市やトライアングル交流都市である宮城県白石市、北海道登別市の特産品と交換できる。
会員の募集が始まり3週間ほどが経過した時点での登録者数は45人。市高齢介護課では今年度、100人の参加を目指しており、「スタンプを集めるという楽しみをもたせたこの制度をきっかけにして、高齢者の方々の生きがいにつながれば。より多くの方に参加いただきたい」と話している。問合せは海老名市社会福祉協議会【電話】046・232・1600へ。
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