海老名警察署 交番に氷を常備 熱中症などに初期対応
熱中症患者への初期対応を目的に海老名警察署(小平博署長)は9月末まで市内5カ所の交番(海老名駅前・海西・国分寺台・有馬・かしわ台駅前)に氷と塩分補給用のアメを備えている。
昨今の猛暑の影響から、熱中症の疑いがある市民や、外出先で気分が悪くなった市民が交番に駆け込む事例が報告されていたことを受け、海老名署では昨年の6月末から応急措置のため氷を交番に備えた。
この取り組みは、救急隊が現場に到着するまでの間に、患者の首筋やわきの下などを冷やすことで症状の重症化を防ぐことを目的にしたもの。県内でたびたび最高気温を記録する海老名市の夏を考慮し、小平署長が発案して始まった。
昨年氷が使われたのは、8月に起きた交通事故の際、被害者が救急隊の到着を待つ間に使われた1件だという。小平署長は「こうした対策をとることで、警察を身近に感じてもらえれば」と話している。
救急搬送は減少傾向に
市消防本部によると、記録的な猛暑となった2010年の70件に対し、震災の影響から節電の夏となった翌11年は45件、昨年も47件と減少傾向にあるという。今年は6月11日現在、まだ搬送例は報告されておらず、消防本部では「熱中症対策が徐々に浸透してきているのでは」と話している。
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