海老名高校安田祐也さん やり投げで全国へ 「60mを超えたい」
6月14日から17日まで埼玉県の熊谷市内で行われた関東高校陸上競技大会のやり投げ種目で、海老名高校2年の安田祐也さんが6位に入賞し、7月に大分県などで開催される「北部九州総体(インターハイ)」への出場を決めた。全国大会への出場は自身初。
4月に行われた地区大会を3位で通過し、5月の都道府県予選会では自己ベストとなる54m18cmを記録。4位で関東大会への進出を決めた。
迎えた今大会、予選はそれぞれ選手が3投し、上位8人が決勝に進める。安田さんは予選を8位で通過し決勝にコマを進めた。続く決勝では県大会で更新した自己ベストを2m以上上回る56m41cmを記録し6位に入賞。7月に開催されるインターハイへの出場を決めた。
安田さんは小、中学校と野球をしていたが、高校の入学式に陸上部の顧問から入部を勧められ「新しいことにチャレンジしたい」と転向を決意。中学校ではキャッチャーをはじめ野手全般をこなすプレイヤーで、肩の強さが売りだった。やり投げをはじめた当初は、投げ方ひとつとってもまったく違う野球とやり投げの競技に戸惑いを感じながらも、「インターハイ出場」を目標に掲げ、同校のグラウンドと運動公園の陸上競技場で週に6日、黙々と練習を続けてきた。「始めて見ると面白くて、記録もどんどん伸びてやり投げの魅力にはまりました」と話す。
しかし地区予選を前に運動公園が芝のメンテナンスを理由に練習ができなくなるというアクシデントに見舞われたが、地区予選で50mを超えるなど上り調子だったコンディションをそのまま維持し関東大会に臨んだ。「まさか2年でインターハイに出られるなんて信じられない。とてもうれしい。でもずっと調子が良かったのでベストを出せばインターハイに出られるのではないかと狙っていました」と笑顔を見せた。
予選から順調に勝ち上がってきた安田さん。「今がピーク」と公言するも大会前は緊張で押しつぶされそうになるという。しかしこれまでやってきた辛い練習を思い出し、音楽を聴いたりチームメイトとのたわいのいない会話でリラックスを心がけている。
インターハイは7月28日から
インターハイは7月28日から大分県内などを会場に、1カ月間の日程で開催される。やり投げで決勝に進めるのは予選を通過した上位8人のみ。安田さんはインターハイを前に「ずっと課題だった助走が上手くできるようになったが、筋力など細かい技術がまだまだ足りない。1カ月で追い込む」と話し、目標については「何位というより、60mを超えたい」と意気込みを語った。
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