ボクシングのプロテスト「C級ライセンス」に合格した 氏家(うじけ)亜弥(あみ)さん 国分寺台在住 21歳
世界目指す格闘女子
○…「氏家亜弥です、よろしくお願いします」。出迎えてくれた女性は、日焼けした肌に笑顔からこぼれる白い歯が印象的。ポロシャツからのぞかせる腕の細さから「ボクサー」は微塵も感じられない。6月末にボクサーの聖地である後楽園ホールで行われたプロボクサーのC級ライセンステストに、初挑戦で合格。「これで落ちたらしようがない」と思えるほど今出せるすべてが出せた。「応援してくれる人たちのおかげ。これからが大変です」
○…ボクシングを始めたのは1年ほど前。運動不足解消とダイエットを兼ねて今のジムへ。しかしいざ入会すると「どうせなら」とプロのライセンス取得へと目標が変わった。8歳から10年ほど空手を習っていたことから、周囲の心配をよそに「格闘家」への道は本人にはいたって自然だった。「殴ったり殴られたりは嫌だという声は多い。でも私は全然平気」とたくましい。週に6日ジムに通い、2時間ほどの練習で体重が2kgは減る。「汗だけで1・5kg。だから練習後はとにかく水分を採りまくります。ウエストはくびれますよ」と練習の厳しさを笑顔でさらり。
○…幼いころから活発で男の子に交ざり毎日泥だらけになるまで遊んだ。思い立ったらすぐ行動するタイプ。ジムを探すときも「キックボクシングにするかどうか悩んだ」という通り、根っからの体育会系女子かと思いきや、ピアノを5歳から習い、一時は乗馬もたしなんだこともあり、小学校の文集には「将来獣医になりたい」と書くなどちがった一面も。「好みの男性ですか?マッチョで強い人ですね」と照れ笑い。
○…プロのライセンス取得が目標だったが今はプロデビューが目標。「年内にはデビューしたい。応援してくれる人たちの想いに応えたいですね。そして女子ボクシングをもっと多くの人に見て欲しいです。それと恐れ多くてトレーナーには言えないけど夢は世界チャンピオンです」。
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