全国的にスズメバチによる刺傷被害が増加傾向にある。海老名市消防によると今シーズン、市内では9月10日現在、ハチ刺されによる搬送事例はないものの、「毎年9月、10月は搬送数が多くなる」とし、注意を呼び掛けている。
スズメバチは夏場から10月ごろにかけて巣を大きくするため、この時季に働き蜂の数が増え、刺傷被害件数も多くなる。
かつては山林内での生息が中心だったため、登山やハイキング中に刺されるケースが大半を占めた。しかし近年では生息範囲を住宅街にも広げ、民家の軒下や屋根裏、庭先などに巣を作るケースが増え、日常生活の中での遭遇確率が高まっている。
市内でも住宅街で巣が見つかるケースが増加傾向にあり、巣の存在に気付かずにハチに刺激を与えてしまい、刺傷被害を負うことがあるという。
アレルギー反応により、場合によっては死に至るケースもあり、市消防などでは「万が一、巣を見つけた場合には、むやみに近づくようなことはせず、業者に巣の除去を依頼してほしい」と呼び掛けている。
巣の駆除には行政の補助も
海老名市にはスズメバチ類の巣の駆除に対し助成金を交付する制度がある。市内に土地・家屋を所有している個人または居住している個人が、市が指定する除去処理業者6社に依頼した場合が補助の対象となり、1万円を上限に処理費用を助成。市環境みどり課によると今年度は9月10日時点で32件の申請が寄せられているという。
市が指定する除去処理業者は▽(有)井上造園(大谷南【電話】046・231・7576)▽(株)宮代園(杉久保北【電話】046・238・2849)▽(株)ダスキンエビナ下今泉店(下今泉【電話】046・236・3880)▽(株)庭司苑(河原口【電話】046・233・4128)▽(有)昇華園(上郷【電話】046・231・6937)▽相模環境(株)(国分北【電話】046・232・9664)
申請方法などに関する問合せは同課【電話】046・235・4913へ。
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