「振り込め」防ぎ感謝状 被害は増加の一途
県内で今年に入り約24億円、市内でも約1120万円の被害が発生するなど増加の一途をたどる振り込め詐欺。そうした被害を未然に防いだとして海老名署(小平博署長)が市内2つの金融機関に感謝状を贈った。
感謝状が贈られたのは横浜銀行さがみ野支店と窓口担当の濱本和子さん。三菱東京UFJ銀行海老名支店と窓口担当の真保美佳さん。
横浜銀行のケースは、市役所の担当者を名乗る男から電話を受け、医療費の手続きのため訪れた75歳の女性に対し、還付金詐欺の疑いを持った濱本さんの機転で被害を未然に防いだ。
三菱東京UFJ銀行の場合は「1500万円下したい」と窓口に訪れた71歳の男性に対し、高額の引き出しのため真保さんが用途を尋ねると「大和警察署から口座を移すよう電話があった」と聞き「詐欺では」と上司に報告。迅速な対応が奏功し被害を未然に防いた。
市内は1120万円
海老名署によると9月16日現在、振り込め詐欺被害は県内で733件発生し、昨年1年間の515件を大幅に更新。海老名市内でもすでに7件発生しており昨年の420万円をはるかに超える1120万円の被害が発生しているという。
手口で最も多いのがオレオレ詐欺で「会社の金を無くした。早急に工面して欲しい」などと息子や身内を騙ったものが多いという。同署では「電話でお金の話が出たら詐欺の疑いがある。一人で判断せず誰かに相談して欲しい。また昼間は留守番電話の機能を使うのが効果的」と話している。
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