「えび〜にゃファンクラブ」の会長を務める 菊田 悦子さん 中新田在住 33歳
思い立ったら即行動
○…携帯電話が鳴って「ちょっとすみません」。耳たぶの海老名の名産「いちご」のピアスと耳にあてた携帯電話の「えび〜にゃ」ストラップが赤く輝く。海老名に住んでまだ7年。それでも海老名愛は地元の人に負けない想いでいっぱいだ。日野、新宿、池袋、相模原など、さまざまなところに移り住んだ経験があるからこそ、海老名の住みやすさを感じている。お気に入りの海老名で2年前、「えび〜にゃ」と初対面。「可愛いいって、一目惚れしました」。その後はアイドルを追っかけるのと同じように”えび〜にゃ”の追っかけ隊の一員に。「女の子らしい、可愛いしぐさと、たまに見せるお茶目な一面の虜になりました」
○…27歳でファッションサイトを創設したり、カフェ店員時代は社内の接客最優秀賞に輝くなど、バラエティに富んだ女性で、いつも笑顔で元気溌剌な印象だ。熊本のゆるキャラ「くまモン」や船橋の「ふなっしー」のように、キャラクターがまちおこしに繋がるビジョンが頭に浮かび、即行動。仕事を辞め「えび〜にゃ焼き屋」を開業した。
○…特長はフットワークの軽さ。「”そのうちする”は好きじゃないですね」と言うと、突然目に涙を浮かべ一息して話始めた。友人が病気で入院したが、多忙な生活からお見舞いに行くことができなかった。「そのうち行くから元気にしててね」と言った言葉を最期に友人は息を引き取った。葬儀のあと、親族から話を聞くと「やっぱり淋しかった」という友人の想いを聞いて涙が止まらなかった。「もう自分の行動で悲しませたくない。今やれることは、今精一杯やるように意識しています」
○…ファンクラブが掲げる目標は「ゆるキャラグランプリ1位」の座。「えび〜にゃが海老名を変える。そこには市民全員の力が必要です。えび〜にゃに一票を!」。11月8日の最終投票日まで約1カ月半。長丁場な戦いは始まったばかり。
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