中新田の海源寺(竹本明生住職)が、2011年から建て替えを行っている本堂を12月31日(火)の大晦日に催す「除夜祭」で初めて一般公開する。午後11時30分から翌午前1時30分までで、時間内はだれでも除夜の鐘をつくことができる。
海源寺は中新田地域で室町時代(1460年)に開山され、550年の歴史を持つ。関東大震災後の1927年に建築された本堂の老朽化が進み、同時に耐震強度の不安を感じていたため、本堂、客殿の建て替えを20008年から進めていた。
2014年春の完成が予定されているが、大晦日には例年通り「除夜祭」を開催。ここで本堂が初めて一般に公開される。
見どころのひとつが彫刻師7人が7カ月間、作業場で寝泊まりし仕上げた本堂内の彫刻。中でも長さ約5.4m、45cm角のケヤキ材を彫り出した双龍の虹梁(こうりょう)は見もの。
ほかにも天女や漠、獅子、鳳凰などの彫刻が調和した本堂は、正面階段上に屋根が張り出す向拝といわれる様式で白木の美しさと木々の力強さを感じさせる。
竹本住職は「彫り出しの彫刻が見ることができるのは珍しいです。新たな本堂を見て頂き、良い新年を迎えてもらえれば」と話している。「除夜祭」は大晦日の午後11時30分から翌午前1時30分まで。
寺院の新築完成を祝う「落慶式」は来年4月に予定されている。問合せは同寺【電話】046・231・4130へ。
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