2014年を飾る企画として本紙では内野優市長に特別インタビューを行った。この中で市長は第四次総合計画後期基本計画の2年目となる2014年度を「実効性を高める年」と位置付け、「最少の経費で最大の効果を求めたい」とした。
――まずは昨年1年をお振り返りください。
昨年は、市民活動センター交流館の開館や中野公園の開園など、幅広い世代から「住みたい 住み続けたい」と感じてもらえるまちづくりを着実に進めた年でもあったと思います。
また、約1600のキャラクターが参加した「ゆるキャラ(R)グランプリ2013」で、海老名市のイメージキャラクター「えび〜にゃ」が、昨年の約3倍となる約22万ポイントを得て第18位となりました。市として明るい話題が提供できたこと、応援してくださった多くの皆さんに感謝しております。
――海老名駅西口の整備が昨春から本格的に始まり、風景が変わりつつあります。事業の進捗具合などについてお聞かせください。
海老名駅西口は、地権者で構成される土地区画整理組合が施行しているもので、市としても中心市街地の形成を図るために重要な事業の一つであることから、積極的に取り組んでいます。
昨年春の着工以来、事業は順調に進んでいます。2015年秋の「まち開き」を目指して、現在、まちの基礎となる地盤改良工事と一部の道路工事を行っています。
なお、市では、これに合わせて小田急線とJR相模線をつなぐ、駅間部分の自由通路の拡幅整備に着手しました。
この大きな二つの事業が完了すると、海老名駅の東西を一体とする新たなまちが誕生し、県央の拠点市街地として海老名の魅力がさらに向上すると考えます。
――昨年秋には「ツタヤ図書館」の計画が明らかになりました。とても明るい話題です。
市立中央図書館と有馬図書館の運営は、現在、民間企業の「図書館流通センター」に委託しておりますが、今年4月からは、この企業と、レンタルソフト店「ツタヤ」を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」との共同事業体が指定管理者として管理運営することとなります。
この指定管理者からは、老朽化に伴い大規模改修を行う中央図書館に、カフェや子ども専用のキッズライブラリーなどを設置することが提案されています。また、両図書館とも開館時間を拡大するほか、自動貸出・返却機能を導入するなど、図書館における市民サービスの向上が図られます。
――今年度末には、さがみ縦貫道路が中央道に接続します。海老名にとって新たな展開も見込まれると思います。
さがみ縦貫道路の相模原愛川インターチェンジから高尾インターチェンジまでの間が開通されることで、東名高速道路と中央道がつながることとなります。
これにより、海老名の交通利便性がさらに向上するため、製造業や流通業を中心に、市内への進出が期待されます。
市では、運動公園周辺地区や本郷・門沢橋地区において、工業系の事業所を集約する市街地整備の促進を図ってまいります。
健康施策に重点
――来年度予算の見通しについてお聞かせください。
現在、市では、2014年度予算の編成作業を行っている最中ですが、市税など歳入の大幅な増加は見込まれず、厳しい財政状況となっております。この中で、来年度は、第四次総合計画後期基本計画の2年目であり、さらに実効性を高める年となります。このため、「最少の経費で最大の効果」という原点に今一度立ち返り、「選択と集中」、「経常的経費の削減の徹底」、「事業の見直し」など、一つひとつの知恵を積み上げた「知恵の結晶」となるよう予算編成に当たっています。
――2014年度、目玉となる事業や政策についてお聞かせください。
2014年度は、「めざせ健康 すくすく海老名〜海老名の元気は あなたの健康から〜」を合言葉に、「健康」を意識した事業を重点的に取り組みます。昨年春に完成した市民活動センター「交流館」に併設する「レクリエーション館」が、今年秋に完成します。このレクリエーション館を活用し、健康に関するさまざまな事業を展開する予定です。
――最後に市長の抱負と市民の皆様へメッセージをお願いいたします。
先ほどの合言葉にもあるとおり、今年は「健康」がテーマです。海老名市が今後も「元気なまち」であり続けるためには、まず、市民の皆さんが健康であることが大切だと考えます。
海老名市の将来都市像である「快適に暮らす 魅力あふれるまち 海老名」の実現にむけ、今年も市民の皆さんと一緒に、健康で元気に市政に取り組んでまいります。
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