還暦式実行委員会の委員長を務める 三橋 敬子さん 上今泉在住 60歳
海老名・座間・綾瀬版
公開：2014年1月10日
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笑顔で周りを幸せに導く
○…「やだ、どうしよう。私でいいの？」。飛び切りの笑顔と明るく元気な声―。「美容院行ってきたんです。ごめんなさい、聞かれてないのに」。１月13日に文化会館で開催される還暦式の実行委員長は、飾らない自然体な人柄で、一度話せば誰でも虜になってしまう。委員には「記念になれば」との思いから応募。委員長には「ほかにいなかったから」と重責も楽しみに替えてしまう。
○…小学校までは人前が嫌いで消極的だったが、なぜかクラスの会計や学級委員などは歴任してきた。「どこでどう変わったか分からない」。本人はもちろん母親も首をかしげるほどで、現在は民生委員を引き受け２期目に入り、学校評議員は10年継続している。子育てもひと段落つき「手が空いているのに断る理由もないから」と断らず、自然と頼まれ事が舞い込む。「周囲に認めてもらえる仕事にやりがいを感じますね」。学生時代の会計係を務めたことで目覚め、銀行に就職。窓口以外に決算処理など裏方も経験して来た。「ヘビ年生まれは執念深いっていうから合っていたのかも」。人前に動じず、積極性が出たのはこの頃からだった。
○…ランチに出かけるのが好きで、ほかにも体操、コーラス、フォークダンスなど民生委員と合わせるとほぼ毎日外を飛び回る。「疲れるけど充実している」。さらに市が開く講演会など興味があれば積極的に参加する。「もったいない。せっかくいい話が聴けるのに」。元気で若々しくいられるのは、人生を積極的に楽しんでいるからに違いない。
○…「あいさつがあるしドキドキする」。本番を間近に控え緊張はピークに。今年は参加者に被災地産のサバ缶を配り、式後には「同窓会になれば」とワンコインパーティーも新たに企画した。「楽しい式になると思う。是非足を運んで下さい」と目を細める。その笑顔をみれば、当日会場中が幸せな笑顔で包まれるのは容易に想像できる。
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