海老名駅西口開発地区を7年間撮影した 太田 修さん 下今泉在勤 52歳
大人になっても「はつらつ」
○…「だれかに見せようということではなく、ただ好きで撮り続けてきただけです」。会社までの通勤途中で見える山々と田園風景がお気に入りで、7年前から海老名駅西口開発地区の写真を撮りためていた。市民団体の活動で写真を展示する機会を知り、300枚にわたる写真を提供。現在はその場から移りゆく風景や季節の写真など厳選された70枚が飾られている。「昔はザリガニやフナを釣りに遊びにきていた思い出の場所。忘れてしまいそうな懐かしい景色を残しておきたい」
○…コンパクトカメラをポケットにしまい、会社へ向かう。毎朝6時55分に海老名駅に辿り着き、階段を降りて大山の方を眺め、太陽の位置や様子を写真におさめる。健康を意識していることもあるが、それ以上に自然の風景が好きということで、雨でも雪でも台風でもとにかく徒歩で会社へ向かう。「霧がかかっている風景、田植えや刈取りの風景など、そのとき目に飛び込む自然の映像を楽しんでいるんですよ」と目尻にしわを寄せる。
○…電気工事士や消防設備士、危険物取扱者など数多くの資格を有している。つい先日も大型特殊免許を取得するなど、若いころから資格を取るのが趣味のひとつ。50歳のときに大型バイクの免許を取って以来、暇を見つけてはカメラを持ってツーリングへ行き、海や山、川、泊まりのときには星座を楽しむことも忘れない。「バイクにもすっかりハマってしまいましたね。次はクレーンでも扱えるようになってみたいですね。使う機会は無いですが」と白い歯をこぼす。
○…40歳ごろから生活が落ち着いてきて、スポーツの趣味に火がついた。伊勢原の自宅からサーフボードを乗せ大磯の海まで自転車を走らせたり、冬には雪山にスノーボードへ行くなど、戯れるのはやはり自然が相手。新たな試みに挑戦していく好奇心旺盛で活発な姿にどんどん惹きこまれていきそうだ。
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