海老名市は健診受診や市が主催する健康講座、スポーツイベントなどに参加するごとにポイントを付与する「健康マイレージ事業」を6月からスタートさせた。集めたポイント数に応じ、抽選で折り畳み自転車や宿泊券、食事券などの特典を得ることができるという「楽しみ」を健康的な生活習慣の動機づけにするというユニークな取り組みだ。
健康づくり活動をポイントとして換算し、特典と交換できる「健康マイレージ事業」は2007年度に「日本一健康文化都市」を掲げる静岡県袋井市などが全国に先駆け導入した。
以来、自立して日常生活を送れる「健康寿命」を伸ばし住民福祉を向上させると同時に、医療費抑制につながると、全国各地の自治体が同様の制度に取り組んでいる。
海老名市が今回、マイレージ事業を導入した背景には特定健診やがん検診受診率の伸び悩みがある。市健康づくり課によると特定健康診査の受診率はここ数年、29%ほどで横ばいの状態にあり、この状況の打開策として「健康マイレージ事業」に注目した。
袋井市の健康づくり政策課によると事業開始後、特定健康診査の受診率は順調に伸び続け、10年度には5割を突破。「マイレージ事業だけが起因しているとは言い切れないが、事業開始後、市民の健康意識が高まったという実感はある」とマイレージ効果を話す。
来年1月31日まで30ポイントで賞品
6月1日から来年1月31日までを実施期間とする海老名市のマイレージ事業は20歳以上の市内在住・在勤者が対象となる。健診やがん検診の受診者には10ポイント、市が主催する講座などに参加すると5ポイント、自ら定めた健康への取り組みも1ポイントとして加算される。
公共施設などに用意されている専用のカードに随時ポイントを貯め、30ポイントを超えると応募が可能で抽選で体組成計などの賞品が贈られる。
健康づくり課では「この取り組みが健康的な生活を送るきっかけ作りになれば。その延長線として健診などを受診していただくことにつながればと考えている」と話している。問合せは同課【電話】046・235・7880へ。
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