目久尻川沿いの散歩道を自主的に清掃・整備している 三宅 絋輔さん 柏ケ谷在住 72歳
「言うからにはやらないと」
○…北部公園から杉本小学校への河川沿いの散歩道の清掃・整備を自主的に行っている。1年前は雑草が人の背丈ほどあり掻き分けて歩いていた1本道も、今では人が歩く道跡が3本に広がっているなど、そのような箇所は至るところで見ることができる。「『きれいになって嬉しいよ』という声を聞くと、さらにやる気が増して、もっときれいにしなきゃと思うんです。自分の性分なんですね」
○…9年前に大手ゼネコンを退職。自治会長の活動が地域貢献への第一歩で、職場と家の往復から生活リズムががらりと変わった。地域の課題について、交通・防犯・防災・環境・福祉の5つをテーマにまちづくりを考える。パトロールをするにも地域の犯罪状況を毎月確認し、何に注意をしながら活動に取り組むかの意識を高めたり、防災活動ではこれまでの避難訓練に加えてトイレの組み立てや炊き出し、給水などより実践的な試みを企画した。「どの活動もそうだけど、地域の方たちの協力があって初めて出来る。一人だったらとても出来ないですよ。仲間がいることが幸せです」
○…外での活動が多いことからこんがりと日焼けする顔と腕。「この年になっても歯医者以外の病院にはかかったことがないんだよ」。多岐にわたる活動を続けられるのはパワーとスタミナを兼ね備えた健康な体だ。小学生のころから休んだことは一度もない。高校時代には、重量挙げで当時の日本記録を樹立するほど強靭な肉体だった。「足腰の強さはまだ自信があるよ。健康に生んでくれた親には感謝しないと」
○…この季節は杉本小学校前に現れるホタルを観に毎晩足を運んでいた。笑顔溢れる親子を見てニッコリ。元気の源は孫と遊ぶこと。「近くには釣り堀も温泉もあるしバーベキューもできるから、これからの季節は楽しみですね」。孫が写る携帯電話の待ち受け画面を見て梅雨明けの遊びを待ち遠しそうにしていた。
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