小学生のドッジボールチーム「フェニックス」の代表を務める 内山 勇さん 今里在住 57歳
「地域貢献」待ったなし
○…アルバムを開き「この時以来だな」と12年前の記事を指差し笑みを浮かべるのが創立18年目で神奈川県大会を初優勝し、12年ぶりに関東大会へと駒を進めた「フェニックス」の代表だ。リビング横の和室にはチームの写真が額に入れて並べられている。「この時は…、あの時は…」と写真を見ては当時の情景が思い浮かぶようだ。「地道にやってきたことが結果に結びついて嬉しい」
○…自身も根っからのスポーツマンで学生時代にはサッカーで全国大会に出場した経験をもつ実力者。小学生のころに出会った恩師からの「学んだものを地域へ恩返ししなさい」という言葉が頭に残っていて、昔から子どもたちへサッカーを教えるなど、常々地域貢献への意識を持ってきた。
○…結婚して海老名へ来ると「子どもたちが外で遊んでいない」。そんな状況を危惧し勢いで結成したのが「フェニックス」。当時は男子主流のスポーツが多かったが「男女共通」に楽しめるということからドッジボールを選んだ。「思い出作りの場」を提供するためドッジボール以外にも数多くの地域の祭などにも積極的に参加した。「初めに作ったユニフォームは私のお小遣いから作ったもの。妻に怒られましたねぇ」と目を細める。競技に関しては、右も左も分からない状態でドッジボール専用ボールではなく遊びで使うボールを持ってルールも分からないまま大会に出場したことも。「本当に恥ずかしくてボールを隠しましたね」と笑い話を語った。
○…今ではドッジボール漬けの日々。特に夏休みは休みをかき集め”超大型連休”を作り、選手たちのために時間を割いた。夏休み中は練習の合間に宿題の時間も作る。「スポーツだけ出来てもダメ。挨拶や私生活もとっても大事だよね」と子どもの成長を楽しむ。「本当に家にいなかったわね」と18年苦楽を共にチームを支えてきた妻と見つめ合い、お互い笑顔になった。
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