電気自動車(EV)用の急速充電器が海老名市役所と海老名駅東口の中央公園地下2階駐車場に設置され、10月1日から供用が開始された。車種により異なるが30分で80%ほどの充電が可能で、当面は試行期間とし充電料金は無料となる。
県スマートエネルギー課によると、2009年度末時点で254台だった県内のEV登録台数はその後急増し、12年度末には09年度に比べ17倍以上となる4398台となった。
県内には全国トップクラスの数の急速充電器が設置され、「電欠」の危険性は少ないが、EVのさらなる普及には充電スポットの拡大は不可欠だ。
県はこういった情勢を受け、13年度に「神奈川県次世代自動車充電インフラ整備ビジョン」を策定。16年度末のEV普及台数を1万4498台と想定し、今年4月時点で525基(急速充電器159基・普通充電器366基)が設置されている充電インフラを、16年度末までに1533カ所(急速充電器636基・普通充電器897基)に増やす整備計画が示されている。
今回、市内に設置された2台の充電器はこのビジョンに基づいたもの。市役所では午前8時30分から午後5時15分、地下駐車場では午前4時30分から翌午前1時まで利用が可能で、リーフ(日産)やアイ・ミーブ(三菱)などEV車と呼ばれる車種に対応。車種により誤差はあるものの、おおむね30分の充電で80%ほどの充電が完了するという。
市は当面の間は充電器の使用料は徴収しない方針。市環境みどり課は「国のエコカー補助金に加え、市が電気自動車購入補助金として10万円を助成する制度もある。今回の充電器設置が電気自動車の普及拡大につながれば」と話している。
問合せは同課【電話】046・235・4912へ。
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