県厚木土木事務所東部センターと海老名市は市内55カ所・110斜面について「土砂災害警戒区域」に指定する方針で、1月24日(土)から31日(土)にかけて市内6会場で地域住民向け説明会を開く。指定に向け住民理解を求めるもので、区域を指定する目的や避難方法、大雨の際の対応などについて県と市の職員が説明する。東部センターでは「昨年8月には広島市北部で大きな土砂災害が発生した。住民の方々にはご理解をいただき、今年5月ごろまでに指定を完了したい」としている。
土砂災害は「急傾斜地の崩壊」「土石流」「地滑り」の3種類の自然現象を指す。県は2012年度から13年度にかけ、土砂災害が発生する恐れのある警戒区域を選定する基礎調査を市内で実施した。
調査は航空写真から作った図面に基づき、がけの高さや勾配を計算した後、現地で目視確認。その結果、市内では土石流や地滑りの危険性を有する斜面などはなかった。しかし永池川東側の河岸段丘上を中心に55カ所・110斜面が「急傾斜地の崩壊」の恐れがあるとして、「土砂災害警戒区域」指定予定地(市危機管理課で閲覧可能)となり、区域内に位置する約640世帯にはすでに案内がなされている。
警戒区域に指定されると、自治体は地域のハザードマップを作り、住民に危険性を周知する義務が生じる。住民にとっては、災害予防が期待できるというメリットの一方で、不動産取引の際に警戒区域であることを示さなければならず、価格下落につながりかねないといったデメリットもある。
説明会日程は以下▽1月24日(土)【1】国分コミュニティセンター/午前10時30分から正午【2】大谷コミュニティセンター/午後2時から3時30分▽25日(日)【1】上今泉コミュニティセンター/午前10時30分から正午【2】消防署北分署/午後2時から3時30分▽31日(土)【1】杉久保コミュニティセンター/午前10時30分から正午【2】本郷コミュニティセンター/午後2時から3時30分
問合せは市危機管理課【電話】046・235・4790へ。
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