3月8日まで行われている「ひなまつり展」につるし雛を出品した 飯島 邦子さん 河原口在住 70歳
ものづくりに夢中
○…江戸時代の母親たちが、高価だった雛人形の代わりに、ひと針ひと針縫い上げたとされる「つるし雛」を手作りし、河原口の「河の手ギャラリー」で行われている「ひなまつり展」に出品している。13年前、新聞記事で見かけたつるし雛に「可愛い!」と一目惚れした。「それ以来夢中になって、本を見ながら毎晩11時ぐらいまで作っていました。家にあるのも含めると、300体ぐらいできちゃった」と照れ笑いする。
○…7人兄妹の5番目として藤沢に生まれた。子どもの頃は、兄妹をおぶって友達と編み物をしていたという。大人になっても手芸好きは変わらず、茅ヶ崎の高級ブティックで洋服作りをした経験を持つ。「全てオーダーメイドのお店で、有名人もよく来ていた。デザインも特殊で難しかったけれど、あの時の経験で腕が上がったわ」と話す。結婚を機に第一線から退くも、「作業をしていないと落ち着かなくて」と、友人を集めては自宅でパッチワークや編み物教室を開いてきた。「編み目を間違えたら、ごまかさずにほどいてやり直さないと気が済まない」と話す姿から、ものづくりへのこだわりが感じられる。
○…「学ぶことと作ること、おしゃべりが好き」。気になった講座にはほとんど参加するなどフットワークの良さが特徴。そこで出会った仲間も大切にし、よく一緒に旅行に出かけているという。「講座や友達との約束で忙しくて、スーパーにはなかなか行けないんだけどね」と笑う。
○…「ひなまつり展」の会場でもある「河の手ギャラリー」は油絵好きの夫がオーナーを務めており、自身もよく作品を出展する。過去には同ギャラリーで自身のパッチワークと夫の油絵を展示した「2人展」を開催したことも。「お互い好きなことをやっているだけだから」と言いながらも「機会があったらまたやりたいね、2人展」と顔を見合わせる様子から仲の良さがうかがえた。
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