合唱サークルの代表として市内の文化発展に寄与し続ける 武田 満枝さん 上今泉在住 50歳
温かく包むみんなの柱
○…全国各地からおよそ900団体、約2万3千人が参加する大規模な合唱の祭典「全日本おかあさんコーラス」の神奈川県大会で、最高位を受賞した合唱サークル「ビナ・フィオーレ」の代表を務めている(海老名綾瀬特別号2015年5月1日号既報)。部員からも「合唱でもサークル運営でも核となり、みんなを支えてくれるので、とても頼りにしています」と太鼓判を押されている人望の厚いリーダーだ。
○…新潟県で三姉妹の末っ子として生まれた。クラシック好きの母とピアノを習っていた姉の影響で、4歳のときにピアノを始める。家の中にはいつも音楽が溢れ、学校で習った曲を姉妹でパート分けして歌っていた。地域の子どもたちに指導する「街のピアノの先生」になることが夢で、音楽大学への入学時に上京。楽器店のピアノ講師を経て、結婚を機に移り住んだ海老名の自宅で教室を立ち上げた。「夢が叶ったんですよ」と嬉しそうに微笑む。20代の頃から、仕事後は合唱サークルの練習に励むなど、大好きな趣味にも打ち込んできた。
○…柔らかい雰囲気と優しい話しぶりからおっとりとした印象を受けるが、取材時には大会パンフレットなどの資料を全て準備して臨む姿から「しっかり者」の姿が伺える。家族の話題になると「旦那が中国に単身赴任中で…」と一瞬表情を曇らせたが、「年に2回の帰国時には、日本食をたくさん作って待っています。1年の中の楽しみですね」とはにかんだ。
○…幼い頃から慣れ親しんできた合唱は、もはや生活の一部だ。「みんなの声がひとつになって、綺麗なハーモニーになった瞬間が最高ですね。1人では絶対にできないことですから」。神奈川県の代表として臨む7月の関東大会では「全国大会も視野に入れて、まだ見ぬ夢に挑戦したいですね!なんてね…」と恥ずかしがりながらも、熱い思いをのぞかせた。
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