海老名・座間・綾瀬版
公開：2015年6月12日
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地域の子どもたちとのつながりも深める
おはなしや絵本、紙芝居等を通して、一人でも多くの子どもたちにおはなしの世界の楽しさを届けたようと活動を続ける「海老名おはなしたまてばこ」（小林京子会長）がこのほど、30周年を迎えた。
１９８４年に図書館の呼び掛けに応じた主婦らが中心となり、東柏ケ谷を活動拠点とした「本の読み聞かせ会」を発足。
その後、大谷地区でも同様のグループが発足し、録音朗読講習会や読み方の勉強会などを展開。「海老名おはなしたまてばこ」と名称を改め本格的な活動を開始した。
翌85年には新図書館（現・中央図書館）がオープンしたこともあり活動の幅を拡充。会員数の増加に伴い、東建（柏ケ谷）、上今泉地区等にもグループを誕生させるなど順調に発展を遂げている。
新たな気持ちで歩む
現在は52人の会員が市内５地区で毎月活動を続けるほか、図書館や学校、幼稚園など「出前」のおはなし会でも活躍し、その楽しさを伝えながら地域の子どもに笑顔をもたらしている。
国分寺台文化センターで６月２日に行われた「読み聞かせ会」では、話し手が本を読み始めると、その話術で子どもたちを魅了。次の展開が待ち切れない、といった雰囲気の中、話し手から質問を投げ掛けると子どもたちは大きな声で返事するなど、相互のつながりが深まる様子が見られた。
小林会長は「ここまで続いたのは大切な仲間たちとおはなしを楽しみに来てくれる子どもたちがいてくれたから。30年の節目をステップに、新たな気持ちで一歩ずつ歩んでいきたい」と話していた。
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