東日本大震災の復興支援などを主な目的に、2013年から活動している「福島と海老名の子ども交流実行委員会」(見上健一実行委員長/【電話】090・6133・8839)が、今年も南相馬市の子どもたちを招待し、海老名市内の子どもたちと交流を深めるイベント「寺子屋合宿」を企画している。
東日本大震災による津波被害や原発事故の影響を受けた南相馬市内では「(放射線量を気にせず)子どもたちを思いっきり外で遊ばせてあげたい」と願う親たちが中心となり「南相馬こどものつばさ」を発足。遊びの場を提供してくれる福島県外の各種団体などに対して、震災直後から幅広く協力を要請してきた。
その一方、海老名市内で復興支援に取り組んでいた有志らが、この事業に賛同。2013年「福島と海老名の子ども交流会」を立ち上げ、活動をスタートさせた。
この交流会の目的は、南相馬の子ども達を海老名に招待し、地元の子どもとの交流イベントを企画。その結果、互いに絆を感じてもらえる、いわゆる「顔の見える関係づくり」に役立ててもらおうというもの。両市の子どもが一緒になり、思いやる心や助け合う心を育んでもらいたいと、3泊4日の「寺子屋合宿」をこの年から実施している。
目玉は「太陽熱調理」
今年、3回目を迎えるこの合宿企画は、市内中野にある妙泉寺を会場に8月18日(火)から行われる。
当日は野外活動を得意とする海老名市内の中・高校生がリーダー役を務め、初企画となる「ソーラークッカー体験」をはじめ「バーベキュー」や「川遊び」、「キャンドルファイヤー」など、南相馬市の子どもが外遊びを存分に満喫できるプログラム等を多数用意。
また、過去2回の交流参加メンバーを対象とした同窓会的なイベントも11月に予定されており、再び交流を深める事もできるという。
海老名の善意に期待
市内でもきょう6月19日(金)から、参加者の募集を開始する。対象となるのは、小学1年生から高校3年生までの25人で、保護者が8月8日(土)の説明会に参加できる人。応募多数の場合は抽選。費用はひとり3千円。締切は7月10日(金)まで。
さらに当日、ボランティアとして協力してくれる人も募集するほか、南相馬の子どもたちを送迎する貸切バスの「交通費」や、合宿中の「食事代」などに充てる寄付金なども募っている。
見上実行委員長は「南相馬市からは20人の参加定員を大幅に超える150人もの申込みがあったと聞き、大変驚いている。海老名にいても震災を忘れず、1人でも多くの市民の皆さんが活動に協力・支援して頂ければ」と話し、地元の善意に期待を寄せている。
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