モンゴルと日本(海老名)の交流促進に向け、民間レベルの懸け橋になろうと、この程市民が中心となった「友好協会」が発足した。今後同会では産業や教育、労働研修など様々な場面を通して、恒常的に交流を発展させていく方針を打ち出している。
この「海老名モンゴル友好協会」(浜野博行会長)は現状、小規模な有志団体ながら民間レベルの相互交流を活性化することなどを主な目的に8月1日、発足。
協会設立の中心的役割を果たした浜野会長は9年前、モンゴル出身のK-1ファイター(キックボクシング選手)のセコンドとして活躍を献身的にサポート。この縁が契機の一つとなり、モンゴルそのものにも興味を抱くようになったという。
目指すは「相互交流」
その後、浜野会長は複数回にわたりモンゴルを訪問。ここ数年のうちに、インフラ整備や法改正など、ハード・ソフトの両面で急速に近代化が進む同国の状況を目の当たりにするにつれて、逆に今度は、一向にグローバル化が進まぬ日本の現状を危惧。「他国文化と交流する事で得られる経験の場や、農産業など技術の提供など、相互にメリットが持てる環境を整えよう」と、同会の発足を思い立った。
2年で姉妹都市に
現在は、この浜野会長と事務方のメンバーのみという少数精鋭の体制ながら、同氏が手掛けるコンサルティング業で築き上げた人脈をフル活用し、精力的に活動していく予定。今秋にはモンゴル都市のひとつ、ダルハン県知事=写真=を海老名に招き、ランドセルを寄贈する企画が進んでいる他、海老名の中高生を対象にした交流事業や角界で活躍するモンゴル出身力士を招き「ちびっこ相撲」の開催なども視野に入れている。
浜野会長は、こうした数々の方針・事業案の具現化や賛同者へのPRを図ると共に「2年以内を目標に、海老名市とモンゴルの『姉妹都市提携実現』に向け、その懸け橋的な存在になれるよう動いていきたい」などと抱負を話している。
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