海老名市歯科医師会の会長を務める 鈴木 仙一さん 勝瀬在住 55歳
海老名・座間・綾瀬版
公開：2015年8月28日
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質の高い医療を求めて
○…子どもから大人までの歯科健康診査の実施や日曜祭日の休日診療など、市内の歯科医師がボランティア精神のもと貢献している海老名市歯科医師会。罹患率、死亡率ともに増加傾向にある「口腔がん」においては、全国の歯科医師会も注目する検診システムとして先進的に取り組み、昨年は５００人以上の市民が利用した。「全国各地で会員不足が叫ばれる中、海老名市では歯科医師の90％以上が加入している。市民の暮らしに安心を提供できるよう、会員一丸となって取り組んでいます」
○…市歯科医師会の副会長を６年務め、７月に会長に就任。「先代の方たちが築き上げてきたものをしっかりと受け継ぎ、更なる発展をしていく」と熱く抱負を語る。高齢化社会が進む上で、国や県の方針として重要度を増しているのが「訪問医療」の拡充。団塊の世代が後期高齢者になるなど２０２５年問題といわれる時代に向け、盤石の体制を整える。また、会長になった今年、着手する事業はより良い地域医療を提供するため「学術」面にも力を集中し、医療の底上げを図っていく。「どの地域よりも質の高い医療を提供していくためにも最新の学術を学ぶことは必須。日頃の取組みに慢心せず、発展し続ける環境を作りたい」
○…ゴルフの腕前はかなりのもので20歳代の休日は夢中になってゴルフ場へ通った。しかし、30歳を機にこれをピタッと辞め、心機一転し勉学へ時間を費やした。「勉強をしている歯医者としていない歯医者、どっちを選びますか？それが答えだなと思ったんですよ」。以降、勉学への投資には余念がない。
○…市内で医院を経営する一方で、国際口腔インプラント学会の本部理事を務めるなど世界を股に掛ける存在。健康のまま生活できる「健康寿命」を延ばすことを市内活動での目標とし、個人としては世界のトップ医師を目指し、日々新たなものへ挑戦していく。
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