どっぷりと暮れた大谷南の大谷八幡宮の境内に拍子木の打音が響き渡る――。
海老名市の重要無形文化財で、かながわの民俗芸能50選にも選ばれている地芝居「大谷歌舞伎」。市内では唯一、県内でも5つの地域のみに伝承されている農村素人歌舞伎を後世に伝えようと、地域住民が10月11日(日)の公演へ向け準備を進めている。
今回は、先頃行われた稽古の現場を訪問。本番さながら熱のこもった演技を終えたばかりの関係者に意気込み等を聞いた。
細かな台詞も確認
由緒ある海老名ならではの風物詩として、多くの人を楽しませているこの舞台。
当日の公演では源平合戦を題材にした歌舞伎演目「一の谷嫩(ふたば)軍記」のワンシーンを描いた「熊谷陣屋の場」を披露する。
本番を間近に控えた9月16日の稽古=写真=では、指導にあたる蛭間八重子さんの厳しい視線が注がれる中、通し稽古で細かな動きや台詞の言い回しなどを確認した。
「多くの来場を」
大谷芸能保存会(鈴木守会長)の岡部利夫歌舞伎部会部会長は「農村歌舞伎を懐かしく感じてもらえる世代の人たちもいると思う。精一杯、演じるので今回も多くの方にご覧いただければ」と話している。
歌舞伎は芸能保存会の公演内のひとつとして上演される予定。プログラムは午後3時半からスタートし、お祝いの舞踊「三番叟」の披露のほか「はやし連部会」や「舞踊部会」のメンバーによる熱演が舞台を彩る。
問合せは事務局【電話】046・234・9799へ。
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