”東西一体のまちづくり”を目指し、商業施設やマンションの建設、道路の整備などが進められてきた海老名駅西口地区。市が「まち開き月間」と位置付けた10月に入ると同時に、駅西口と東口を繫ぐ「自由通路」が開通。また、話題性に富む「市立中央図書館」が全面改装を果たしたほか、大型ショッピングモール「ららぽーと海老名」のオープンも控えるなど、その全容が明らかになってきている。
「まち開き月間」の皮切りとなった10月1日。この日、朝一番で行われたのは、大手レンタルソフト店「TSUTAYA」を運営する民間の企業が携わる事で注目を集めていた(※本紙前号既報)「中央図書館」のオープニングセレモニー。内野優市長らによるテープカットで開館を祝った後、早朝から待ちわびていた大勢の市民が押し寄せ、賑わいをみせていた。
そのわずか1時間後、今度は海老名駅の駅間地区で、駅東口と西口を繋ぐ「自由通路」の開通式典を実施=写真=。通路には市内初となる「動く歩道」が設置され、参加者は歩道の「歩き初め」を楽しんでいた。
記念イベント続々
海老名西口エリアは、今後も「まち開き」の象徴的スポットとして、様々なイベントが予定されている。
直近10月10日(土)には、西口中心広場に設置される「えび〜にゃ像」の除幕式や、人気ボーカルユニット「CHEMISTRY」の川端要さんらを招いての音楽ライブも実施。25日(日)には、西口周辺を会場に「えびな健康マラソン」が開催され、29日(木)には「ららぽーと海老名」がオープンする予定となっている。
安心・安全、堅守を
華やかな「まち開き」の裏側で、懸念されているのが市民生活への影響。特に大規模商業施設の開店を前に、駅周辺では既に「人の流れ」が変わりつつある。 また現状では、大きな問題や混乱は起きていないものの、同エリアでは今後、沢山の人や車でごった返す事が予想されているだけに、交通渋滞や防犯面などについて、心配を募らせている地元住民が多いのも事実。
こうした点を踏まえ市側ではまず、前出の「中央図書館」や近隣にある公共施設利用者向けの駐車スペースを約1・5倍に拡充した。
また「まち開き」に関連したイベント時や、ららぽーと開業直後などにはマイカー利用を控えるよう周知を徹底しているほか、市役所駐車場と駅西口周辺間におけるシャトルバス運行も予定している。さらに防犯対策の一環として、駅西口エリアに新たに誕生した「扇町」では、プロムナード(散歩道)を中止に明るい光度の街路灯を数多く設置。人の往来増加に伴い懸念される「つきまとい」「呼び込み行為」等についても「15台ほどの防犯カメラで常時、安心・安全を見守っていく」(関係者)としている。
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