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新春特別インタビュー外面から続く 市政運営に「スピード感」を 内野市長、新年の抱負語る

政治

公開:2016年1月1日

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本紙インタビューに応じる内野市長
本紙インタビューに応じる内野市長

 2016年の幕開けにあたり、本紙では、内野優市長に対し恒例の新春インタビューを行った。内野市長は昨年を振り返ると共に、4期目の市政運営に向け、市民ニーズを捉え迅速な課題解決を図る姿勢を示すなど、今年の抱負を語った。(聞き手/本紙・室野義之)

 -まずは昨年(2015年)を振り返り、所感などをお聞かせ下さい。

 「昨年1年を振り返りますと、海老名駅西口地区のまち開き、海老名駅東西を結ぶ自由通路の開通、中央図書館のリニューアルオープンなど、海老名市の新たな魅力が生まれた年となりました。また駅西口地区の『ららぽーと海老名』のオープンを契機に、現在、駅東口も含め海老名駅周辺には多くの人が訪れ、にぎわいと活気があふれています」

 -内野市長が重点的に取り組んできた市政運営施策と、個々の進捗状況を教えて下さい。

 「本市が目指す、まちづくりの指針として『住みたい、住み続けたいまち 海老名』を掲げ、ソフト、ハード両面において様々な施策を積み重ね、市政運営に取り組んでまいりました」

 -その中でも「海老名駅東西一体化のまちづくり」は、重点政策の一つとして位置付けられておられました。

 「そうですね。今年は、市民待望の小田急特急ロマンスカーも3月のダイヤ改正から日中の時間帯を中心に上下線各10本程度海老名駅に停車します。JR線、小田急線両駅の駅間地区では、今春から2025年の完成を目指して民間事業者による開発が始まります。約3.5ヘクタールの敷地にマンションやオフィスビル等が建設される予定です。また、相鉄線海老名駅でも2020年度の供用開始を目指して北口改札の開設を含む駅舎の改築工事が始まるなど、鉄道3路線が乗り入れする県央地域のターミナル駅である海老名駅の利便性向上が期待されると共に、本市が取り組む『海老名駅東西一体のまちづくり』が大きく進展する様、尽力していきます」

 -今年の海老名市における「課題」については、いかがお考えでしょうか? 「迫りくる超高齢社会、人口減少社会に対応していくためには、中長期的視野にたった持続可能な都市経営が求められます。そのためには民間投資を呼び込み、税収、雇用、消費、景気の好循環サイクルを創り出す力が必要です。本市は県内でトップクラスの財政水準です。当たり前のことですが、何もしなければ財政は悪化しません。しかしながら、その場合街は疲弊していってしまうでしょう。逆に借金をしてお金を使えば何でも出来るでしょうが、子や孫にそのツケを負担させることになり、海老名を離れてしまう人が増え街は疲弊していくでしょう。家計と同様にこのバランスが非常に重要なのです。本市ではこの点に最大限の意識を持って予算編成とまちづくりを進めてまいりました。その結果、歳入の収入構成も自立性が高く、健全財政を堅持していることから効率的な行政運営が進められているところです。特に市民一人当たりの市債(いわゆる借金)は、県内で政令市を除く16市の中で最も少ないものとなっています」

「現地現場主義」貫く

 -近年、県内の他市区町村でも「少子高齢化」が叫ばれて久しいですが、海老名市における対策は?

 「地方都市では、超高齢社会、人口減少社会の到来に伴う活力の低下への対策が喫緊の課題となっています。将来的には、本市においても人口減少は避けて通れない課題であることから、現在、地域版の地方創生計画である『海老名市かがやき持続総合戦略』を策定しているところです」

3つの具体的施策

 -今年、力を入れていきたい市政運営方針施策の具体案を教えてください。

 「まずは、海老名駅東西一体のまちづくりに向けた交通対策です。これから進められる駅間地区の開発や相鉄線海老名駅の北口開設など、海老名駅東西一体化に向けた整備が本格化することから、市道の整備をはじめ駅周辺の交通対策に積極的に取り組みます。

 次に、将来を担う子どもたちへのまちづくりです。県下トップクラスの小児医療費助成の継続や待機児童解消に向けた民間も含めた保育園の増設に取り組んでいきたいと思います。

 3番目は、誰もが安心して暮らせるまちづくりです。地域の方々が安心できる医療と介護の連携を中心とした地域包括ケアシステムの推進や元気な高齢者の方々が気軽に行ける地域サロンの設置など健康寿命の延伸に取り組みます」

「住み続けたい街」へ

 -最後にタウンニュース読者に向けたメッセージをお願いします。

 「昨年11月の市長選挙では、4期目のマニフェスト『継続 発展・安心安全プラン』(9つの政策60の施策)を掲げ、市民の皆様のご支持により4期目の当選を果たすことができました。

 これからの4年間も、これまでと同様に現地現場主義を徹底して貫き、精力的に、これまで以上にスピード感を持って、市民の皆様の期待に応えられるよう市政運営に取り組んでまいります。

 本年も『誰もが住みたい 住み続けたいまち 海老名』の実現に向けて、皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げまして、新年のごあいさつといたします」

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