まちびらき月間のクライマックスイベントとして昨年10月に開業した「ららぽーと海老名」。グランドオープンから3ヶ月が経ったその影響はいかに――?
駅利用者が増加
オープン前から懸念されていた「交通道路渋滞」は当初、施設周辺をはじめ、下今泉や国分北周辺で車の流れが一部滞る場面があったものの、開業に合わせ事前配布した混雑回避のチラシや看板の設置、交通誘導対策が功を奏し、現在に至るまで大きな混乱や事故なども起きていない。
また、市では施設開業に合わせ完成を予定していた「上郷河原口線」を今年度中に着工をする。この道路の完成によりアクセス環境が向上し、県道「下今泉門沢橋線」の渋滞緩和も見込まれる。
駅直結施設というのも、周辺で車の混乱がない主な理由の一つ。小田急、相鉄、JRの3社広報部は「海老名駅利用者は、昨年よりも増加傾向にある」と口を揃えており、電車を使った利用客が多いのではないかと考えられる。
施設の利用状況について「ららぽーと海老名」の武藤治彦所長は「平日・土日ともに想定以上の集客」と話す。アパレルから雑貨、飲食店、食料品まで女性を中心に支持され、平日は親子連れ、カップル、学生、夜にはOLなどのキャリア層まで幅広く利用しており、「順調な滑り出しである」としている。
相乗効果狙う
一方、西口開発の目玉「自由通路」の利用目的が「ららぽーとへの往来」のみに偏るなど、いわゆる”一極集中”に対する懸念も指摘されている。西口地区のまちづくりを行う「(一社)海老名エリアマネジメント」では、施設周辺の店舗へも立ち寄ってもらえるようなイベントを今後企画していく予定だという。
また、海老名駅東口エリアにも「ららぽーと」開業の様々な影響が出ている。 海老名商工会議所によると、施設内店舗との競合で売上減の店舗もいれば、買い物客が外に足を伸ばし業績が伸びたというところもあるという。
同会議所では、ららぽーとによる集客をチャンスと捉え、来年度は地場商店活性のために小規模事業主、いわゆる”個店”を中心にした事業を展開していく方針を打ち出している。三田佳美会頭は「それぞれの自助努力も必要。あらゆる方面で良い刺激になるのでは」と話している。
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