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神奈川なでしこブランドに認定された焼き菓子「海老名いろはがるた」を開発した 小島 有加里さん 東柏ケ谷在住 52歳

公開:2016年2月5日

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湧き出るアイデアを形に

 ○…「神奈川なでしこブランド」は、女性が開発に貢献した商品を県が認定するもの。選ばれた焼き菓子は「海老名郷土かるた」を題材に、夫が2代目を務める洋菓子店「ロリアン」のスタッフと共に考案した。1年以上かけて作り上げた品が認められたことに、「とても嬉しい。励みになります」と頬を緩める。

 ○…開発のきっかけは10年前。「地元のお土産として贈れるお菓子が欲しい」という常連客からの一言だった。試行錯誤する中で「郷土かるた」に着目し、「菓子の題材にさせてください」と自ら寺院や行政機関などを回り交渉に当たった。レシピを固め、終業後に何度も試作を重ねることで、ようやく完成した「海老名土産」。昨年夏頃、知人の勧めで知ったなでしこブランドに応募したところ、今年1月に認定通知が届いたという。「ダメもとだったので、まさか選ばれるとは思わなかった」と率直な感想を話す。

 ○…大阪生まれ。結婚を機に海老名に移住し25年。2人の子宝にも恵まれた。口調は穏やかで柔らかな物腰だが、昔から先陣切って動くタイプで、学生時代にはバスケットボール部創設や、仲間を集めてバンドを結成するなどのエピソードも。それは今も健在で、新商品のアイデア出しや、住民参加型イベントを企画するなど、自ら率先して動いている。

 ○…今は「どうしたら備蓄できる美味しいクッキーが作れるか」に、心を砕いている。きっかけは、いつも取り寄せをしている宮城県の常連客の被災体験。震災が起こる前に偶然届いていた「ロリアン」のクッキーを避難所に持って行き、皆で食べたところ、その美味しさに不安な気持ちが少し和らいだという。「この話を聞いて、味やパッケージにこだわり抜くことこそ、緊急時の食糧には必要だと思いました。今年中に完成させたいですね」。新たなアイデアを形にするため、挑戦の日々は続く。

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