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秋葉台自然緑地の保全管理ボランティア団体「海老名の森」の代表を務める 田村 耕三さん 国分北在住 67歳

公開:2016年5月5日

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やると決めたらコツコツと

 ○…上今泉にある「秋葉台自然緑地」の保全管理ボランティアを20年にわたり行っている。立ち上げ当初は雑草が生い茂り、粗大ごみも捨てられるなど荒れ放題だった場所が、少しずつ綺麗になっていく様子を見て、次第に手伝う人が増えていった。今では20人の仲間と共に活動を続けている。「毎月1回、ごみ拾いや草刈りなどの環境整備と、野外炊飯や木の枝を使った工作などの『森の遊び』を楽しみながらやっているんです」と話す。

 ○…山仕事に関心を持ったきっかけは、職場の「山歩きの会」に参加したこと。都会育ちで自然と触れ合う機会が少なかったため、ひとたび山に入れば夢中になるのに時間はかからなかった。それからは「木や草花に詳しくなりたい」と、県内各地の雑木林保全ボランティアに参加するようになり、同様の活動を海老名でも行いたいという思いから、同場所の保全管理を始めた。「自然は少し目を離すと、すぐに人が立ち入れる状態でなくなってしまう。気軽に始めたことですが、いつの間にかライフワークになりました」と白い歯を見せる。

 ○…平日は工業関係の営業職として活躍し、職場のある綾瀬市まで4・4Kmの道程を歩いて通勤している。どんなに疲れていても決して車やバスを使わないそうで、取材に同席した夫人が「この人は一度やると決めたことは続けるのよ」と優しく微笑んだ。

 ○…「海老名の森」を長く存続させるため、後継者を探すことが今後の目標。「先日も『森のコンサート』を行いましたが、自然の中で遊ぶ企画は、子どもや子育て世代の方にも喜ばれると思う。その辺りをもっとPRしたい」と話す。また、過去にボランティアに参加した大学生が、活動をきっかけに林業や造園業に就職した事例もある。「若者の人生に影響を及ぼすまでになるとは。こんな子たちにまた出会えたら嬉しいね」と熱っぽく語った。

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