神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

海老名市 成年後見の相談窓口開所 利用促進と人材育成目指し

社会

公開:2016年7月8日

  • LINE
  • hatena
開所式の様子
開所式の様子

 海老名市は7月1日、高齢化率増大に伴い需要が高まっている「成年後見制度」に対する総合相談センターを、市立総合福祉会館内に開所した。同センターでは市民からの相談を中心に、研修を経て認定を受けた”市民後見人”の活動の支援体制も充実させていく。

 成年後見とは、認知症や知的障がい・精神障がいなど判断能力が不十分な人を守るための制度。財産管理や介護保険契約の締結、相続手続きなど法律行為に関するものを、本人の代わりに行う役割を担う。

 開設されたセンターは、市社会福祉協議会に運営が委託された。センター長には神奈川みらい法律事務所(横浜)の弁護士・角田勝政氏が就任し、制度の推進を図るほか、介護、障がいなど福祉関係や生活全般など、成年後見に関する相談に対応していく。

担い手の育成・支援も

 成年後見人には、親族以外の第3者がなるケースが少なくない。主に弁護士や司法書士、社会福祉士など専門家である場合が多いが、高齢化に伴う需要拡大による人材不足のため、研修を経て認定を受けた”市民後見人”の養成が全国的に必要とされている背景がある。

 これを受け、市では2013年から「市民後見人」の養成に力を入れており、研修を修了した11人がこのほど市民後見人として認定されている。市民後見人として活動するためにはバンク登録が必要となるため、同センターではこの受け皿としての機能も合わせ持つ。また、今後は担い手の拡大や市民向けの講演開催など普及啓発活動も実施していくという。

悩み解決の一助に

 7月1日に行われた開所式には、内野優市長や市社会福祉協議会の河野誠一会長ほか、市内福祉団体関係者ら約60人が出席した。

 内野市長は「2025年問題で団塊の世代が後期高齢者になり、老老介護や認知症の方がさらに増加する。困った人が活用できるようPRしていきたい」と挨拶した。

 また角田勝政センター長は「悩んでいる方のために成年後見制度があるが、利用件数は伸び悩んでいるという現状がある。相談内容に応じて関係各所に連携をとりながら利用促進につなげ、地域生活の課題解決をしていきたい」と述べた。

 センターの受付時間は平日午前9時から午後5時まで。このほか、毎月第1土曜日の午前8時30分から正午まで市役所内で出張相談も実施する。

 問合せは同センター【電話】046・200・9833へ。

<PR>

海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6

おもてなし準備着々

綾瀬市

おもてなし準備着々

「バラのまち」周知に向け

4月19日

23年ぶり座間に

大相撲夏巡業

23年ぶり座間に

スカイアリーナ30年記念で

4月19日

ボウリングで関東制覇

海老名市松田さん

ボウリングで関東制覇

最高スコアも記録

4月12日

インクルーシブで連携

海老名市神奈川県

インクルーシブで連携

協定締結、協議本格化へ

4月12日

リユース店とタッグ

座間市

リユース店とタッグ

資源物の持ち去り対策で

4月5日

調理施設が開館

海老名市食の創造館別館

調理施設が開館

中学校給食開始に向け

4月5日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

海老名・座間・綾瀬版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook