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自作の鉄道模型とジオラマで運転会を行う 吉田 富夫さん 上郷在住 74歳

公開:2016年7月22日

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豊かな発想が彩る世界

 ○…ボール紙やスポンジを素材に作られた本物さながらのジオラマ。そこに配置された中央公園の「七重の塔」や有鹿神社の間を鉄道模型が颯爽と走り抜ける―。今月末、作りためた作品を厚木駅近くの「河の手ギャラリー」に展示し、運転会を開催する。「ぜひ、実際に走らせて楽しんで欲しい。壊したっていい。また直せば良いだけだから」と微笑む。

 ○…昔からものづくりが得意で、大手電機メーカーに就職し、真空管の製造に携わっていた。鉄道模型に夢中になったきっかけは、2人の子どもが幼い頃にさかのぼる。「おもちゃは買うものではなく、作るもの」という教育方針のもと、ゲームはプログラミングから始め、プラレールを欲しがれば生活雑貨を使いゼロから模型を作成した。子どもに想像力と工作力を身に付けさせることが目的だったが、ジオラマで海老名の街を再現したり、山間部を走る電車をスイッチバック式にするなど細部にこだわるうち、いつの間にか自分の趣味になっていった。

 ○…ものづくり以外にも、水墨画や野生植物の保護活動など、幅広い趣味を持つ。秦野市出身で、幼い頃から丹沢に登っていたこともあり、登山には特に力を入れているという。最近、57年かけて日本百名山を制覇した。休日は山で過ごすことが多く、「ちょっと散歩に行ってくる」と言ってふらりと県外の山に出掛けるなど、アクティブに趣味を楽しんでいる。

 ○…海老名の魅力は「市内各所に自然と歴史があるところ」。本郷にある名木「なんじゃもんじゃの木」からインスピレーションを受けて名付けた作品「なんじゃもんじゃ鉄道」など、郷土への愛着がにじむ。街並みや歴史をジオラマに再現することも楽しみの一つで、今後は市内の神社・仏閣の模型を増やしていきたいそうだ。「健康で趣味を続けられるよう、頭も身体もまだまだ使っていきたいね」と気持ちを新たにした。

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