製作されて以来、初の大規模修繕が行われていた「大塚御輿」が修理を終え、8月7日の「大塚ふるさとまつり」で披露される。経年劣化によって傷んだ箇所に修理を施し29年前の輝きを取り戻した御輿が、会場となる東柏ケ谷近隣公園から地域を練り歩き、祭りを盛り上げる。
「大塚御輿」は1988年に宮大工の大矢常幸氏の指導のもと、地域住民が一体となり、自らの手で作り上げた。同祭りをはじめ、市民まつりや各地の神社祭などにも参加してきたが、長年の渡御で御輿に損傷が目立つようになった。
4年ほど前から修繕の声が上がり始めたことから、大塚ふるさとまつり保存会と同御輿保存会の積立金に加え、宝くじ助成金を利用し、約400万円の修繕費を捻出。150年続く、みこし屋の「(有)中台製作所」(千葉県)に依頼した。
業者に運ばれた御輿は一度、体躯を全て分解し長年の汚れを取り除き、素材の補修や装飾品にメッキ加工を施すことで29年前の輝きを取り戻した。また、扉には新たに彫り物が加えられている。
御輿を管理・保存している「大塚御輿保存会」の坂本政範会長=人物風土記=は「地元のお祭りの象徴ともいえる『地域みこし』。新調した姿を、参加される皆様にぜひ見てもらいたい」と話している。
大塚御輿の担ぎ手集団「大塚睦」の小野塚政洋会長は「これから何十年にもわたって伝承されていく御輿。この地域が弥生神社の氏子であることなど、次世代にこうした伝統も伝えていければ」と話す。
御輿は午後1時30分に会場をお立ちし、同エリアを練り歩き、6時50分ごろ宮入を迎える。主な地点の通過予定時刻は以下の通り。▼柏ケ谷コミセン(3時)▼近隣公園駐車場(4時)▼東柏ケ谷小学校(5時)▼東柏ケ谷5丁目のマンション「ルアンジュ」(6時5分)
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>