主婦が集まり、地域住民に夕食を提供する「みんなの食堂」が8月30日に中新田コミセンで行われた。
これは、貧困家庭や孤食の子どもたちに低料金で料理を提供するという、全国的に広がる事業”子ども食堂”を「海老名でもやりたい」と志す地元主婦たちが集まり始めたもの。本来必要とする家庭の子はなかなか出て来ないという課題がある中、まずは活動の認知度向上を図るためにと、子どもから高齢者まで誰でも利用できる「みんなの食堂」として、7月に初開催した。
2回目となったこの日は、ちらし寿司、鳥の塩麹漬け、すまし汁を30食準備。子育てママとその子どもらが集まり、用意した料理は売切れになった。
食べに来た子育てママは「普段の生活では子どもを叱りながらご飯を食べていた。主婦の方たちが子どもたちの面倒をみてくれて、久しぶりにゆっくりと食事ができた。また、子どもたちもワイワイしながら普段より食べてくれてビックリした」と話した。
「みんなの食堂」の大島正江代表は「主婦の方たちをはじめ、多くの方たちの協力があり実施出来ている。利用者からも笑顔が見られて嬉しい。一方で貧困や孤食家庭に辿り着くのはなかなか難しいのが現状。何年かかるかは分からないけど、そのご家庭に提供できるよう続けていきたい」と話している。
同様の動き、市内でも
学童保育「Anchor(アンカー)」でも、働きながら子育てする利用者のためにと、国分寺台中央商店会の店舗と共同で「夜定食」の提供を実施した。
また、子どもだけに限らず、独居の高齢者にも目を向けるという類似の動きもある。国分寺台にある「あきちゃんサロン」では高齢の利用者らと一緒に買い物に出かけ、料理や食事を楽しんでいるという。
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