公益社団法人海老名青年会議主催の神奈川ブロック大会の実行委員長を務める 三田 春樹さん 社家在勤 36歳
亡き父から受継ぐ「地域貢献」
○…県内の青年会議所(JC)が一堂に集う、年に一度の大イベント「神奈川ブロック大会」。地域の魅力を市内外に発信するチャンスとし、開発中で形すら整わなかった2年前から海老名駅西口を会場に決め、海老名JCを先導。昨年、見事誘致を成功させた。本番を直前に控え、最終準備に多忙を極めている。「急速に成長を遂げている海老名を、この舞台でしっかりとPRし、地元の方たちには、新たな発見と郷土愛を育んでもらう機会になれば」と願いを込める。
○…伊勢原で生まれ育った。大学から海外留学し見聞を広め、27歳の時に帰国。父が海老名で経営していた運送会社「(株)三栄運輸」に入ったが自身は地域とのつながりは薄かったため、海老名JCに入会した。今年で6年目を迎え、まちの中での挨拶が増えたなど、些細な事から海老名との絆を実感する機会があるそうだ。「海老名の外で生まれ育ったから見えるものがある。成長しているまちに貢献できるのは嬉しい」
○…地域活動に目覚めたのは、4年前に父が他界した時の事がきっかけ。葬儀には父も所属していたJCや商工会議所の仲間たちが大勢駆けつけた。受付から駐車場の整備まで、手伝ってくれている姿を今も鮮明に覚えている。「仲間のためにこうした事まで出来るのは、良い関係が築けていた証。すごいと思った。父を支えてくれた人たちの為にも、海老名に恩返しをしないといけない」と、これまでよりも地域貢献に対して真剣に考えるようになったという。最期の瞬間まで子どもに大切な事を伝えられる父の偉大さも感じる。
○…父から引き継いだ会社の経営や、幅広く携わっている地域活動に没頭し、自宅にいる時間は全くない。そんな中、10月には待望の第1子が誕生する予定だ。「支えてくれている家族には本当に感謝している。普段の会話では照れるから、この場で伝えます」とはにかみながら笑った。
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