県立中央農業高等学校養豚部の石川莉凪さん(畜産科学科2年)が、8月24日から25日に静岡県沼津市で開催された「第67回 関東地区学校農業クラブ連盟大会」の意見発表会 生産・流通・経営分野に出場し、最優秀に輝いた。今年10月末には、関東ブロック代表として全国大会に出場する。
この大会は、農業を学ぶ高校生が日頃の活動や研究成果を発表する場として、関東地区と静岡県の学校農業クラブ連盟主催で行われている。各県の学校農業クラブ連盟大会で最優秀を獲得した生徒が出場した。
部門はプロジェクターなどの機器を使い活動の成果を発表する「プロジェクト発表」と、身近な課題や将来の抱負を語る「意見発表」の2つ。それぞれ生産・流通・経営、開発・保全・創造、ヒューマンサービスの3分野に分かれている。
石川さんが出場した意見発表部門の生産・流通・経営分野は、食料生産や食品加工・流通についての意見を7分間でまとめ、原稿を見ずに気持ちを込めて発表するというもの。過去・現在・将来と話にストーリー性を持たせることと、いかに感情を込めて話せるかが評価のカギとなる。
感情表現に気を配り
石川さんの発表テーマは「養豚にかける私の夢」。畜産関係の仕事をする父を幼い頃から見て育ち、いつか父が驚くような豚肉を作りたいと養豚を志すようになった「過去」と、中央農業高校に入学し学校のブランド豚肉の開発や生産を行うなど夢に向かって一歩踏み出した「現在」、作った豚肉を地域に広める活動をしたいという「将来」の熱い思いを、原稿用紙4枚ほどにまとめた。
「夏休み中は毎日練習しました。先生から感情表現の豊かさとインパクトが持ち味と言われていたので、強弱をつけることなどに気を配り本番に臨みました」と、石川さんは話す。
大会には各県の代表9人が出場し、石川さんは最優秀を受賞した。「名前を呼ばれた時、最初は自分だとは思いませんでした。受賞できて嬉しかったです」と笑顔で語る。
10月末には大阪府で開催される全国大会に、関東ブロック代表として出場することが決まっている。
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