(公社)日本青年会議所が主催する「JCI Japan少年少女国連大使」として米国を訪れていた齊藤美瑛さん(15・自修館中等教育学校)が9月13日、内野優市長と伊藤文康教育長を訪ね、活動報告を行った。「国連大使」に選ばれたのは全国から30人で、県内では齊藤さんのみ。今後は、教育の大切さについて今回学んだことを、多くの機会を通じて伝えていく。
この事業は日本青年会議所が、未来の人材育成と国際協力をめざして2011年から行っているもの。選ばれた少年少女国連大使はニューヨークの国連本部を訪れ、貧困や福祉、エネルギー問題など世界共通の開発目標(SDGs)を学び、帰国後はさまざまな青年会議所の活動を通じて、その重要さを伝えていく。
今年度の国連大使には、全国各地の青年会議所を通し小学5年生から中学3年生の約200人が応募。書類選考や面接の厳しい試験を乗り越えた30人が選ばれた。
2度目の挑戦で合格
好きな海外女優が国連活動をしていることを知り、興味を抱いたのが応募のきっかけ。昨年、学校で国連大使の募集を知りチャレンジするも結果は落選。諦めずに今年も挑戦し、見事選考を通過した。
7月25日から5日間、国連本部やユニセフなどニューヨークで活動する中で、齊藤さんは自分の身近なものという観点から教育をテーマに選び、開発途上国をはじめとする世界の教育状況やその重要性を学んだ。最終日に国連内で行った成果報告では、教育の必要性、教師の質などに焦点をあてた制度の充実等を英語でスピーチし、スタンディングオベーションを受けた。
帰国後は教育の大切さを啓発するため、先日市内で行われた「えびフェス」やFMラジオ等にも出演している。今後も地域の祭りや学校などで活動を行っていく予定だという。
齊藤さんは「世界には教育を受けていない子どもたちがいる現状を知った。日本の教育がいかに恵まれているかなどを伝えて、子どもにも大人にも良い影響を与えられたら」と話した。
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