市の重要無形文化財である「大谷歌舞伎」の公演が10月9日(日)、大谷八幡宮(大谷南2の5の15)で行われる。当日は歌舞伎のほか同会会員によるお囃子や舞踊も披露される。開演は午後3時30分で、歌舞伎公演は5時40分頃から。入場無料。「大谷芸能保存会」(鈴木守会長)が主催。
「大谷歌舞伎」は江戸時代後期から始まった農村素人歌舞伎で、地域の伝統芸能。昭和初期に一時中断したものの、終戦後に戦地から復員した大谷地区の青年たちが中心となって復活させた。現在は市内に伝わる唯一の地芝居として、「かながわの民俗芸能50選」にも選ばれている。
演目は「尼ケ崎閑居の場」
9日に行われる公演では「三番叟」のほか、「絵本太功記十段目 尼ケ崎閑居の場」という演目を披露する。これは、明智光秀の謀反から滅亡までの13日間を表した読本『絵本太功記』の中から、10日目に起こった尼ケ崎の閑居での出来事を描いたものとなっている。
稽古は9月初め頃から、毎週水曜日に行ってきた。本番を間近に控えた9月28日の練習では、蛭間八重子さんの指導の下、出演者8人が手の振り方や足の運び方など細やかな動きの確認を重点的に行った。
鈴木会長は「地域の皆様に長年温かく見守っていただき今日があります。この伝統をこれからも大切に引継いでいかなければと思います」と話している。
問合せは同会事務局【電話】046・234・9799へ。
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