発達障害など困難を抱える子どもらを支援している「NPO法人 びな・パートナーシップ・ひろば」(阿部美和子理事長)が「第29回神奈川地域社会事業賞」を受賞した。11月26日には横浜市内で表彰式が行われ、賞状や記念盾などが贈呈された。
この賞は、神奈川新聞社と(財)神奈川新聞厚生文化事業団が主催するもの。1988年から始まり、福祉や教育、文化、町おこしなど、様々な分野で地域社会に貢献する団体を毎年表彰している。これまでに130団体以上が表彰されており、今年は県内23団体の応募の中から、3団体が表彰を受けた。
今回市内で唯一の受賞となった「NPO法人びな・パートナーシップ・ひろば」の発足は、16年前に遡る。阿部理事長は当時、発達障害や不登校、ネグレクトによる困難を抱えた子どもの個別指導を実施していた。これらの子どもたちの「居場所作りと支援者育成」をスローガンに掲げ、2009年に前身団体「混合療育を考える会」を設立。そして今年2月、さらに活動の幅を広げるため、団体をNPO法人化した。
現在39人の会員を擁する同法人では、講演会やカウンセリングのほか、調理実習やフリースクールなど多岐にわたる活動を通して、市内外の多くの子どもとその保護者のサポートをしている。今後は行政や企業、市民団体とも連携を図り、子どもらがより暮らしやすい地域になるよう活動を継続していくという。
阿部理事長は「活動を認めてもらえたのは嬉しいこと。気持ちを新たに、次のステップへと進んでいきたい」と話した。
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