女性が活躍できる職場づくりを行う事業所として、上今泉の社会福祉法人 中心会と大谷北のアツギ(株)の2社がこのほど表彰された。子育て世代が働きやすい環境の整備や、女性への情報発信の取り組みなどが評価された。
これは、国が今年4月に施行した女性が活躍できる職場環境を整備するための法律に先駆け、女性が活躍する事業所を表彰するため市が3月に創設した制度。2回目となった11月26日の表彰式では、内野優市長が2社に賞状と盾を手渡した。
中心会は、市内で高齢者福祉施設などを運営している法人。正規職員の約7割が女性で、子育て世代にも働きやすい環境を整備している。1時間単位で有給休暇を取得できるほか、メンタル面での相談窓口の設置、管理職への積極的登用など、女性が活躍できるよう体制づくりを行っている。
浦野正男理事長は「福祉や医療の現場では伝統的に女性が活躍してきた。日本においては家事全般の重責も担っている方が多いため、家庭と仕事の調和が重要になる。制度と風土を大切に、安心して働ける環境を作っていきたい」と話している。
一方、アツギ(株)はストッキングなどの製造で国内市場をリードしている企業。ストッキングのパッケージに挟み込まれている厚紙「中台紙」に、女性の健康や生活に関する情報を印刷して情報発信などを行っている。さらに、妊娠初期や産前休暇前の女性社員に対し、つわり休暇や通院休暇、短時間勤務などについて複数回の説明機会を設けて制度利用の定着を図るほか、今春からはキャリア面談を開始し仕事への意識啓発を促す取り組みも実施している。工藤洋志代表取締役社長・社長執行役員は「商品を通じてすべての女性の活躍を応援することがアツギブランドの使命」と話した。
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