ゴジラシリーズを支えた海老名ゆかりの特撮映画美術監督、故・井上泰幸氏の功績と人となりを紹介する企画展「井上泰幸展」が、3月25日(土)から海老名市民ギャラリーで開催される。主催は地元の有志で構成される特撮美術監督井上泰幸事業実行委員会(高木明法実行委員長)で、特撮の魅力を発信し海老名の文化発展につなげたいとの思いから実施に至った。
井上泰幸氏(1922―2012年)=写真右下=は、映画『ゴジラ』(1954年)以来美術担当として円谷英二監督らの特撮作品に携わり、怪獣などのデザインや絵コンテを手掛けるなど、東宝特撮映画の黄金期を支えた人物。東宝退職後は市内上今泉にアトリエ「アルファ企画」を構え、『日本沈没』など日本の特撮映画を代表する作品のセットを制作してきた。
井上氏やアルファ企画の功績を海老名市民らに広めようと、地元の有志11人が昨年5月に実行委員会を立ち上げ、海老名で初となる企画展を考案。市内企業や市民から寄付協賛を募り予算を確保した。「地元の方のご協力があってこその企画」と同会は話す。
展示されるのは、リアルさを追求したミニチュアを効果的に見せる絵コンテ・精密図面などの資料約300点。東宝時代からアルファ企画時代の作品が並ぶ。
会期は4月2日(日)まで(無休)。入場無料。時間は午前10時から午後8時(最終日は午後5時)で、入場は閉場30分前まで。初日にはセレモニーが午前10時から市民ギャラリーで行われるほか、市文化会館では映画『ゴジラ』の上映会、特撮美術監督・三池敏夫氏のトークショーも実施される(要事前予約・500円)。
高木実行委員長は「若いメンバーの情熱で実現できた。子どもたちにも見に来てほしい」と話している。
問合せは同実行委員会事務局【携帯電話】070・1200・3210へ。
|
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>