上郷の県立相模三川公園(草野邦弘園長)を流れる鳩川沿いの桜について地域住民らで考えようと、「鳩川のさくら守り隊」が同園主導で結成された。この団体には現在、地域住民ら6人がボランティアとして参加している。
鳩川沿いの桜は、今上天皇の御成婚を記念し地元住民が植樹したとされている。現在植樹から60年ほどが経過しており、ソメイヨシノを中心に29本が根づく。
隊が結成された背景には、ソメイヨシノの抱える問題がある。この品種は自然に増えることはなく接ぎ木するなど人間が手を加えなければならず、さらに一般的な桜よりも寿命が短いことが特性としてある。
同園では、全国的に問題となっているこの課題を地域住民に知ってもらい、将来的に鳩川沿いの桜を残していくのか、植え替えるのかなどを考える契機にしてもらいたいと隊を結成した。
第1回目の集まりには、樹木医を招いてソメイヨシノについて話を聞いたほか、実際に樹形や樹勢を診断するなど指導を受け、参加者らは真剣に聞き入っていた。
今後この団体は、年3〜4回ほど勉強会を開くなどして活動していく。メンバーは随時募集中。
問合せは同園【電話】046・235・1790へ。
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