海老名・座間・綾瀬版
公開:2017年5月5日
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大谷南在住の彫刻愛好家・石井一嘉さん(63)が、自ら手掛けた木彫りの「不動明王像(立像)」を大谷観音堂(小林義功和尚)に奉納した。石井さんは5年前にも韋駄天像を納めており、2回目となる。
石井さんが仏像彫刻を始めたのは10年ほど前。宮本武蔵が掘ったとされる不動明王像を本で見たことが、彫刻に興味を持つきっかけとなった。以来、鎌倉仏師の大森昭夫氏が運営する教室に月1〜2回のペースで通いつつ、休日にも作品づくりに没頭している。
今回奉納された仏像の素材は楠で、それぞれのパーツをつなぎ合わせる寄木造の技法を用いて制作された。宮本武蔵作と伝わる像を手本としたため、一般的な不動明王より武道的な構えをしているのが特徴。煩悩を断ち切る力強さと、どっしりとした安定感が表現されている。製作期間は3年。石井さんは「剣を持つ右手と腕を合わせるのが難しかった」と話している。
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