海老名ゆめクラブ連合会の会長を務める 福留 義行さん さつき町在住 82歳
海老名・座間・綾瀬版
公開：2017年6月16日
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勉強と仲間で人生豊かに
○…「海老名ゆめクラブ」は60歳以上の人が加入できる老人クラブ。５００人以上が参加した先月の大運動会をはじめ、バス旅行、各種講座、演芸大会などイベントを通した地域での仲間づくりを目的にしており、市内に約50のクラブが存在する。加盟人数は２７６０人。「一流企業に在籍していた偉い方にも出会えたり、色々な方が地域にいるんだなと楽しんでいますよ」と笑顔を見せる。
○…近所に住む友人から誘われたのがきっかけで、70歳のときに地域のゆめクラブに入会。連合会の副会長などを歴任し、昨年、会長に就任した。趣味などの余暇活動を広め会員増強を図るとともに、地域の安全・安心へとつながる活動も構想に入れている。「自治会や民生児童委員らと一体となり新たな取り組みができれば」と抱負を語る。
○…鹿児島で生まれ育ち、北海道の大学に通った後、就職を機に関東へ。高度経済成長期の真っ只中、日々仕事に明け暮れた。勤務先企業の社訓は”人生死ぬまで勉強。死ぬまで仕事に励め”。営業マンとして社会にもまれながら成長し、最終的には会社役員として72歳まで勤め上げた。厳しい時代だったが色々な人たちに出会い、人間関係を学ぶことが出来たという。『ゴルフも仕事のうち』と先輩から仕込まれたが、これも今では立派な趣味に。「半世紀以上続けているゴルフが健康や仲間づくり、今の活動にも役立っていますよ」と微笑む。
○…自室の本棚は整理整頓が行き届き、筆や掛け軸なども壁にきれいに飾られている。「営業マンはきっちりしていないといけないと教わったので…」と、仕事で身に付いた几帳面さは一生ものに。毎朝６時30分からのラジオ体操は１日も欠かさず行っている。また長く続けられる趣味を持とうと72歳の時に書道を始め、現在は全国展示会に出展するほどの腕前だ。最近では料理教室にも挑戦するなど人生の勉強を続けている。
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