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福島と海老名の子ども交流キャンプ 震災忘れず、活動継続 共助の心育み、今を伝える

社会

公開:2017年6月23日

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様々な催しが企画されるキャンプ(写真は過去)
様々な催しが企画されるキャンプ(写真は過去)

 東日本大震災の復興支援などを主な目的として活動している「福島と海老名の子ども交流実行委員会」が、今年も南相馬市の子どもを招待し、海老名市内の子どもと交流するイベントを企画している。今開催で5回目となる催し。交流を通じて子どもたちの共助の心を育むとともに、継続することで周囲の人たちにも震災を忘れないよう被災地の現状を伝えていく。

 同会は震災直後から支援活動に取り組んでいた海老名市内の有志が集まり、2013年に発足した。これまでに寺院や学校での宿泊、ワークショップや工場見学など様々な催しを企画。200人以上の子どもたちが交流を深めてきた。

 同事業は、被災地である南相馬市の子の親が「放射線量を気にせず、子どもたちを外で遊ばせてあげたい」と、震災直後に立ち上げた団体「南相馬こどものつばさ」を知ったのがきっかけ。夏休み期間に遊びの場を提供してくれる福島県外の各種団体などに幅広く協力を要請している同団体に賛同し、交流キャンプが開催される運びとなった。

復興半ば知って

 震災による津波被害や原発事故の影響を受けた南相馬市は、市全域で人口が7万1千人から5万7千人に減少している。なかでも原発による帰還困難区域となった同市小高区が顕著で、震災当時1万2千人いた人口は2千人弱になっているなど、「復興した」というには厳しい状況にある。

 同実行委員会では「現地の様子は6年前の震災当時のままの場所もある。支援協力していくとともに、普段できない体験を通じて子どもの成長につながれば嬉しい。また、活動を継続することで海老名の人にも”まだ復興は終わっていない”ことを少しでも感じてもらえれば」と話している。

参加・協力者募る

 今回は、門沢橋小学校とキャンプ施設「愛川ふれあいの村」を利用し、8月21日(月)から24日(木)の3泊4日のイベントを開催する。東柏太鼓の演奏会をはじめ、野外炊事、キャンプファイヤーなどが予定されている。

 小学4年〜6年生が対象で費用は5千円。申込方法は学校で配布される専用の申込用紙を参照。また、ボランティアや協賛金の受付けも開始する。

 詳細は【URL】https://fukushimaebinakids.wixsite.com/fukushima-ebinaへ。

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