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復興花火 海老名から被災地へ 3年ぶり3回目の開催

社会

公開:2017年8月25日

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夜空に上がる花火を思い思いに見つめた
夜空に上がる花火を思い思いに見つめた

 市内中央の飲食店「グランサッソ」を拠点にライブ活動を行っている「えびにゃん」(奥村将代表)が、東日本大震災の被災地・宮城県石巻市北上町十三浜大室で復興の意を込めた花火を500発打ち上げた。七回忌に合わせた犠牲者への追悼と、今年12月に全ての住民が仮設住宅から高台への移転が決定したのを機に実施。奥村代表は「家族が亡くなった人も多い。号泣して花火を観ている人たちを見ると、本当に上げてよかったと思う」と話す。

 花火の打上げは2013年から開催。宮城県が誇るロックバンド「HOUNDDOG」の元メンバー・海藤節〝生〟さんが復興支援として28年ぶりに音楽活動を再開し、この地で演奏した際、「供養のため、花火を上げたい」と住民から要望を受けた。知人の奥村代表がこれを知り「十三浜に花火を上げる会」を立ち上げ、実施。続く14年にも打ち上げた。

 15年からは堤防工事等を理由に花火が上げられなくなり、団体は解散するも、七回忌と高台移転が決定し「節目として再び花火を上げたい」と地域住民から要望を受け、奥村さんがオーナーを務める飲食店で自らもマイクを握り、海藤さん同様の元メンバー・八島順一さんらとともに活動する「えびにゃん」が引き継ぎ、ライブで得た収益金の一部を打ち上げ花火代にした。

 花火当日は、地域の夏祭りが開かれ、えびにゃんも演奏。盛り上がりが最高潮に達しフィナーレの花火が上がると、歓声が沸き起こる一方で、感慨深く花火を見つめる人や号泣する人など、地元住民らは思い思いに夜空を見つめていた。

 奥村代表は「『心の復興』をテーマに打ち上げてきた。音楽を含め、自分たちの思いが伝わってきていることも感じた。来年もやりたい」と話した。
 

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